1952-12-24 第15回国会 衆議院 本会議 第20号
すなわち、この昭和十八年一月十八日、簡易生命保険積立金及び郵便年金関係資金預金部預入れに関する基本協定というものが、当時の大蔵次官と当時の逓信次官との間に締結せられまして、文書をもつて残しております。その文書の中には、こまごまと、これの必要なるゆえんを力説しておりますけれども、末尾に、本協定は大東亜戦争中における臨時措置なりということを明確に、一項目を設けて記してございます。
すなわち、この昭和十八年一月十八日、簡易生命保険積立金及び郵便年金関係資金預金部預入れに関する基本協定というものが、当時の大蔵次官と当時の逓信次官との間に締結せられまして、文書をもつて残しております。その文書の中には、こまごまと、これの必要なるゆえんを力説しておりますけれども、末尾に、本協定は大東亜戦争中における臨時措置なりということを明確に、一項目を設けて記してございます。
然るに昭和十八年簡易生命保險積立金及び郵便年金関係資金預金部預入ニ関スル基本協定第五項の「本協定ハ大東亜戦争中ニ於ケル臨時的措置ナルコト」の條項に基きまして、戰時中における変則的措置としてその大部分を大蔵省預金部に預入れることになり、更に昨年四月からはこの臨時的措置が強化されまして今日に至つておるのでありますが、この運用方法は、簡易保險及び郵便年金両事業の円滑な自主的経営を阻害いたしますのみならず、
第二には、二十五年度の簡易保險及び郵便年金、預金部預入金に対する利子は四分五厘となつておりまするが、これは昨年十一月予算編成当時において、その当時の預金部資金運用が專ら國債及び地方債に限定されておつたところから四分五厘ということに決定されたのであつて、最近においては預金部資金をして金融債券引受、市中銀行に対して預金三億円以上に上る低利公債の償還等が認められる等運用條件が好転して参り、二十三年度末には
簡易生命保險郵便年金の積立金運用の現状は、昨年六月末現在において、公共團体等に放資額約一七%余、國債約一四%余、預金部預入五六%余、その他約一三%となつておりますが、昭和二十一年一月より、連合軍最高司令部の指令により、契約書貸付以外は、逓信省における直接の投資融資活動を停止し、積立金はことごとく大藏省預金部に預入することとなつております。 以上概略をもちまして御説明といたします。